自分が「できること」「できないこと」を知り、自分自身や障害の特性を理解します。苦手なことだけでなく、得意なことや配慮が必要なことを知ることで、自分に合った職業を選択できるようになります。

自分自身を知るだけでなく、社会にはどんな職業があり、その職業にはどんなスキルが必要なのかを知ることも大切です。気になる職業があれば職場見学に行き、実際に現場で業務の内容や適性を確認することができます。

対人コミュニケーションでは「話す」スキルだけではなく、信頼関係の構築に重要な「聴く」スキルも身に付けます。また、自分自身と向き合い、心の声に耳を傾ける内面的なコミュニケーションも学びます。

社会で求められる身だしなみや挨拶、報告・連絡・相談、言葉遣いといった社会人としてのマナーを学び、仕事をする上で習得しておくべき電話対応やメール、ビジネス文書作成などのスキルも身に付けます。

ワードやエクセルの基本的な操作方法を独自のPCシステムで学びます。自分のペースで繰り返し練習できるため、就職に必要となるレベルのスキルを無理せず身に付けることができます。

データ入力やスキャン、書類作成・ファイリング、郵便物の発送・仕分けなど、企業で必要とされる一般事務全般のスキルを学びます。指示のもと、自分の力で作業をやりきるスキルを身に付けます。

ピッキングや封入などの軽作業は、指示を確認しながら正確に行えるよう繰り返し練習します。清掃訓練では道具の使い方や清掃方法を学び、清掃にかかる時間や仕上がりを意識しながらスキルを身に付けます。

企業や特例子会社と連携し、実際の職場で体験・実習をします。体験・実習では職業理解を深め、自分に合った職業を見つけるとともに就職活動へのモチベーションに繋げます。

応募書類を作成する練習や模擬面接を繰り返し、自信を持って就職活動に臨みます。企業との連携や面接同行などのサポートを受けながら希望に合う就職を目指します。